MESSAGE社長メッセージ
「豊かな未来づくり」のために
株式会社南悠商社は「私たちは、自己の成長に努め、関係するすべての方々と共に、豊かな未来づくりに貢献します。」を経営理念として掲げ、エネルギー関連・防災事業、不動産事業、文化・芸術支援や地域貢献に関する社会貢献活動という三本の柱のもとに、その実現に向かい歩み続けています。
長きにわたり日本経済を支え、特に戦後の復興を担っていた産業のひとつとして石炭産業がありますが、当社は茨城県高萩市で炭鉱を運営していた、高萩炭礦株式会社の創業者である菊池寛実が、石炭や鉱山用資材を販売する会社として1949年に設立しました。菊池寛実は明治時代に生まれ、大正から戦後まで日本の経済界で活躍した実業家であり、石炭産業だけにとどまらず、日本を豊かにするために、様々な分野の会社の経営や支援を行いました。現在もそれらの会社との結びつきは大切に継続され、当社の事業活動における一つの特徴となっています。
高萩炭礦の閉山や時代の流れと共に、当社が販売する商品も石炭から石油製品やLPガスに移行し、現在では資機材や消防設備機器など、取扱商品の幅も広がっています。また、創業の地である茨城県高萩市を中心とする関東全域で、所有している土地や山林を活用し、不動産開発や賃貸事業も展開しています。当社はこれからも、誰もが豊かに生活できる未来の実現のために、社会の変化に合わせた、生活・産業を支える新規事業の開発に積極的に取り組んでいきます。
創業者である菊池寛実をはじめ、歴代社長が教育や文化活動への支援に力を注いできた歴史を踏まえ、当社は今もなお、事業の枠を超えた社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。東京本社の敷地には美術館が併設され、登録有形文化財に指定された大正時代の建築物である西洋館や明治時代の面影を残す日本庭園を維持管理し、訪れた人々を楽しませています。茨城県高萩市では炭礦資料館を開設し、常磐地区の炭鉱の歴史を伝える一方、地域振興のための事業や様々な支援活動にも力を注いでいます。
二酸化炭素の削減など、持続可能な社会の実現のために解決すべき多くの問題を抱え、激しく変化する時代の中で、当社は学び続ける姿勢や挑戦心を持ち続け、様々な活動を通じて「豊かな未来づくり」に貢献できる存在であるための努力をこれからも続けてまいります。
代表取締役社長菊池 節